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実践レポート① ナックイメージテクノロジー EOS 5D MkII/7D用シネスタイルアクセサリー

<ビデオサロン2010年12月号別冊付録に寄稿②>

今回、デジタル一眼ムービーカメラ用のマットボックスやフォローフォーカスなどのアクセサリ部分を実際の撮影で試して、その結果をレポートする。

検証①

ナックイメージテクノロジー 

EOS 5D MkII/7D用シネスタイルアクセサリ

デジタル一眼ムービーカメラに高品質なムービーカメラ用アクセサリを装着可能にしたナック考案のオリジナルシステム。元々、ソニーXDCAM EXカメラなどのためにアリが開発したものだが、ナックがEOS 5DMkIIや7Dでも使えるようオリジナルパーツを加え改良した。最大の特徴は、ナックオリジナルのPLマウント用アダプターを使うことによりツァイスのコンパクトプライムレンズが使用できることなのだが、それは別枠で採り上げることにする。(使用カメラ:Canon EOS 7D、使用レンズ:キャノンEF24-70㎜ F2.8L USM、ツァイス50㎜ T1.4 ZE)

<マットボックス MMB-1>

MMB-1は4x5.65"、または4x4"のフィルターが2枚挿入可能で、ロッドスタイルの場合なら4-1/2"丸型フィルターも使用可能。前述のように、元々ビデオカメラのために設計されたので、カメラマイクと当たらないよう横からフィルターフレームを挿入する作りになっている。後部のフィルターステージは360度回転可能なので、グラデーションフィルターなどを使用する場合でも特に問題は無さそうだ。

クリップオンとロッドスタイル(ロッドはφ15㎜のライトウェイト)の両方が使えるタイプだが、クリップオンの場合、PLマウントのように頑丈にレンズを固定している訳ではないので、使用するレンズによってはガタつきがでたり、場合によってはマウント部分を壊してしまう恐れがある。それに、ズーム操作をすると前玉がせり出してくるタイプのスチルレンズを使用する場合、マットボックスも一緒に動くため、その都度カメラの重心バランスも調節する必要が出てきてしまう。前玉をうっかりマットボックス内のフィルターに当てないようにさえ気を付ければ、フォローフォーカスも付ける訳だし、ロッドスタイルの方が使い勝手がいいように思う。

<フォローフォーカス MFF-1>

レンズを装着した状態でもロッドに取付けられるコンパクトなスナップオンタイプ。カメラマン自身でもフォーカス送りができるように円錐型マーキングディスクが付いている。キャノンのEFレンズのように、エンドストップがなくフォーカスリングが回りっぱなしになるタイプでも、このフォローフォーカスは赤と青のつまみでフォーカス範囲を指定でき、マーク位置がずれてしまうことを防ぐことができる。それから、ニコンやライカのレンズはフォーカスリングの回転方向が逆なのだが、ギアの取付け位置を変えて回転を逆にすることでこれらのレンズにも対応することができる。

スチルレンズにフォローフォーカスを使う時にはギアリングが必要になる。MFF-1には付属のギアリング(もともとはSony EX-1用)が付いていて今回使用したキャノンのズームレンズにはそれを使うことができた。しかし、ツァイスのスチルレンズは径が小さすぎてギアリングが付かず、フォローフォーカスを使用することはできなかった。スチルレンズの径が小さい(または大きい)場合は、サイズの合うギアリングを別途で用意する必要がある。ギアリングはクロジール、レッドロックマイクロ、CAVISIONなどから出ている。また、テクニカルファームではツァイスやキャノンのスチルレンズにギアリングを付けるサービスも行っている(有料)。

<Vマウント電源ユニット>

5DMkIIや7D用バッテリーは通常90分程度しか保たないため、まめにバッテリー交換をする必要があり少し面倒である。しかし、このEOS用DCソケット付き電源ユニットでVマウントバッテリーが使えれば、一日の撮影はバッテリー交換することなくほぼ1本で間に合ってしまうだろう。

今回用意した液晶モニターはソニーのM型バッテリーを必要としたが、もしVマウントが使えるタイプのモニターであれば、カメラとモニターの電源を同時に取れて、バッテリー交換の手間も省略できる。ユニットにはDタップも付いているので、Dタップからキャノン4ピンへの電源ケーブルがあれば同様の事ができる。Vマウントタイプのバッテリーはカメラのカウンターバランスとしても使えるので、自分の撮影スタイルに合わせて上手く活用したいところだ。

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