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デジタルムービー用レンズ:Tokina ショートズーム

<ビデオサロン2012年6月号に寄稿>

<AT-X 116 PRO DX>

対応センサーサイズ:APS-C

F値:2.8(開放)/ 22(最小絞り)

焦点距離 :11~16㎜

焦点距離(35㎜判換算):17.6~25.6㎜

画角:104°~82°

最短撮影距離 :0.3m

絞り羽根:9枚

フィルター径 :77㎜

最大径x長さ:φ84x89.2㎜

重量:560g

手ブレ補正(IS):なし

 APS-Cサイズとしては世界初の開放絞りF2.8の大口径超広角ズーム。11㎜側で歪曲がやや認められるが、14㎜付近ではかなり減少し、16㎜では殆ど問題ない。周辺光量落ちも広角レンズとしてはかなり良好で、開放時でやや周辺減光が見られるが、F4まで絞ればかなり解消される。解像力も素晴らしく、16㎜の開放時だと周辺部・四隅がやや甘いがこれもF4まで絞ればかなり改善される。但し、ゴーストやフレアが少し出やすい。今回試したレンズは旧タイプだが、コーティングとAF部分を改良したⅡ型も発売された。フォーカスリングは前後にスライドさせてAF/MFに切り替えるワンタッチフォーカスクラッチを採用。

 Duclos(ダクロス)11-16mm T2.8はこのレンズをシネレンズ用に改造(PLマウント、無段階絞り環付きに)したもので、このサイズでのシネ用ワイドズームは貴重(あとは、ソニーSCL-P11x15くらいか?)。ただし、値段はオリジナルの約4倍となっている。

<AT-X 16-28 F2.8 PRO FX>

対応センサーサイズ:35㎜フル / APS-C

F値:2.8(開放)/ 22(最小絞り)

焦点距離 :16~28㎜

焦点距離(APS-Cカメラ使用時35㎜判換算):25.6~44.8㎜

画角:107.11°~76.87°

最短撮影距離 :0.28m

フィルター径 :装着不可

最大径x長さ:φ90x133.3㎜

重量 :950g

手ブレ補正(IS):なし

 このクラスには“神レンズ”と呼ばれるAF-S NIKKOR 14-24㎜ f/2.8G EDがあるが、それと充分引けをとらない素晴らしい光学性能を持つレンズの一本。歪曲は超広角としては比較的少なく、ワイド側16㎜付近でやや認められるが、20㎜以上でかなり改善される。ワイド端16㎜での解像力は、中央部は開放からとてもシャープで、若干甘めの周辺部もF4まで絞ればかなり改善され、F5.6まで絞れば四隅に至るまでシャープになる。20~28㎜のテレ側もF5.6まで絞れば周辺部までかなりシャープになる。周辺光量落ちもワイド側で若干見られるがF5.6まで絞ればほぼ解消される。ベストの性能を出したければ、F5.6からF8辺りで使うのが良さげだが、APS-Cサイズのカメラで使うのならF4まで開けても十分いけそうだ。

 前玉が突出しているのでフレアやゴーストが出やすい、直接フィルターがつけられない。また、ズームリングは固めなのでやや回しづらい、等々のマイナス面もあるが、この性能でニコン14-24㎜ f/2.8の値段の半値以下というのは魅力だ。

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